スミスマシンのバー重さは20Kgじゃない?ジム別実質重量と換算の罠

スミスマシンのバー重さは20Kgじゃない?ジム別実質重量と換算の罠

スミスマシンのバー重さは20Kgじゃない?ジム別実質重量と換算の罠に関する基本知識をわかりやすくまとめました。今すぐチェックことができます。

多くのトレーニーが熱心に議論するのが、スミスマシン ベンチプレス 重量換算の問題です。「スミスで100kg挙げられたから、フリーウェイトのベンチプレスでも100kgいけるはずだ」という過信は、ジムの現場で怪我を引き起こす最大の要因となっています。

スミスマシン フリーウェイト 重量 比較を行った運動生理学の知見では、スミスマシンとフリーウェイトの挙上記録の間にはおよそ10%〜20%の解離が生じることが確認されています。スミスマシンで100kg(実質90kg前後のプレート+初期負荷)を挙上できる筋力があっても、フリーウェイトのベンチプレスに移行した途端、75kg〜80kgで潰れてしまうケースは珍しくありません。

このギャップが生じる原因は、バー自体の重量誤差だけではありません。スミスマシンは軌道が完全に固定されているため、肩甲骨周りの回旋筋腱板(ローテーターカフ)や前鋸筋、腹圧といった「バーの揺れやブレを抑え込むインナーマッスル(スタビライザー)」を動員する必要がほとんどないためです。力の発揮がすべて垂直(または傾斜軌道)の推進力だけに集中できるため、見かけ上の高重量を扱えてしまいます。

「自分は100kg挙げる筋力がある」という数字への執着は、トレーニングにおける一種の認知的バイアスを生みます。スミスマシンの数字をフリーウェイトに直結させて考えるのではなく、「軌道固定マシンという独立した種目」として割り切って負荷設定を管理する姿勢が不可欠です。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。