服についた日焼け止めの落とし方!ピンク変色の理由と黄ばみ撃退術

服についた日焼け止めの落とし方!ピンク変色の理由と黄ばみ撃退術

服についた日焼け止めの落とし方!ピンク変色の理由と黄ばみ撃退術の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

なぜ日焼け止めは、普段通りに全自動洗濯機で洗うだけではびくともしないのでしょうか。アパレル業界で20年以上のキャリアを持つ繊維専門家やクリーニング師は、「現代の日焼け止めの超高機能化」こそが衣類への定着を強固にしていると指摘します。

昨今の日焼け止めは、汗や海水、激しい摩擦にも耐えられるよう、シリコーンオイル、フッ素系ポリマー、強力な油性エステル類が強固な耐水皮膜を形成する処方が主流です。さらに、紫外線を物理的に跳ね返す「微粒子酸化亜鉛」や「二酸化チタン」といった白色の無機顔料が大量にブレンドされています。この処方は肌の上では頼もしいプロテクト膜となりますが、衣類の繊維(特に吸水性や毛細管現象の強い綿や微細なポリエステル隙間)に入り込むと、次のような多重構造の汚れとなって繊維の奥深くに居座ります。

第1層は、水滴を弾き返す撥水・撥油コーティング膜です。第2層は、紫外線吸収剤と皮脂が混ざり合って空気中の酸素で酸化した頑固な油汚れ(時間が経つと黄色いシミに変貌します)。そして第3層が、繊維の網目に物理的に引っかかった白色無機顔料の粉末です。水ベースの通常の洗濯コースでは、第1層の撥水膜にブロックされて界面活性剤が汚れの芯まで浸透できず、すすぎを繰り返しても油分と粉末が繊維にガッチリと取り残されてしまいます。

森 瞳
著者

森 瞳

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