大手転職口コミプラットフォーム(OpenWorkやライトハウスなど)や関係者への独自取材を通じて見えてきたのは、現場エンジニアたちの極めてリアルな感情です。
自社研修に関する評判では、「文系未経験で入社したが、基礎研修で工具の使い方から配電盤の仕組みまで徹底的に叩き込まれた」「専任の教官が現場目線で指導してくれるため、常駐先初日の恐怖心が和らいだ」といった、マイスターエンジニアリングの研修制度に対する肯定的な意見が圧倒的多数を占めます。同社は自前で本格的な研修センターを保有しており、人手をそのまま派遣するブローカー的企業とは明確に一線を画しています。
その一方で、常駐が始まってからのキャリア形成に関しては、次のような生々しい葛藤が聞かれます。
「クライアント先の大手メーカー社員と同じ設備を扱い、同じトラブルを解決しているのに、ボーナスの時期になると身分の壁を痛感する」(30代前半・フィールドエンジニア)
「自社の営業担当者が定期的に面談に来てくれるが、現場の専門的な苦労までは理解しきれず、結局は自分で顧客と折衝しなければならない場面が多い」(20代後半・プラント保守)
技術をゼロから身につける環境としては理想的であるものの、現場でどれほど高度な技術を習得しても「常駐先の正社員」との待遇格差に直面したとき、自らのキャリアパスに迷いを抱くエンジニアが少なくないのが実態です。