作品が公開されて以降、視聴者の間で真っ先に盛り上がったのが「あのあごは一体何度あるのか」という工学的な好奇心でした。横顔が映し出されるカットに分度器を当てた検証画像が投稿されると瞬く間に拡散し、計測結果として「約40度〜45度」という驚異的な数値が定説化しています。
この鋭利すぎる輪郭は、ネットコミュニティで格好のパロディ素材となりました。「あらゆる物を切り裂くあご」「スマートフォンスタンドに最適な角度」といった大喜利が展開され、数々のコラージュ画像が作られるなど、一種のお祭り騒ぎを巻き起こし続けています。
一見するとコミカルなネタとして消費されているこのビジュアルですが、初見の視聴者に「思わず二度見させる」だけの視覚的フックを備えていたことは間違いありません。作中のシリアスな空気感を一瞬で塗り替えるほどのインパクトが、公開から年月が経った現在でも語り草となっています。