数あるエピソードの中でも、「神回」と称される名シーンは今なお語り草だ。慣用句のテストで飛び出した奇想天外な回答や、ボビーが繰り出すシュールな言い間違いは、計算して書ける台本の域を遥かに超えていた。ことわざを直訳しようとして迷走する姿や、教官との噛み合わないやり取りは、日本の演劇やお笑い・コメディの文脈においても極めて稀有な天然のエンターテインメントだったと言える。
言葉の壁を笑いに変えるプロセスには、差別化された悪意ではなく、登場人物全員が持つ純粋な一途さがあった。だからこそ、時代を超えても不快感を与えず、純粋な笑いとして受け入れられ続けているのだ。