「共通点が全く見つからない相手とは仲良くなれないのか」といえば、決してそうではありません。ビジネスシーンや新たなコミュニティでは、生い立ちも趣味も真逆な相手と協働しなければならない場面が日常茶飯事です。
ここで役立つのが、共通点という概念の捉え直しです。ビジネスや対人関係の文脈では、「共通点」の類語や言い換えとして「類似点」「親和性」「共通項」「一致点」といった言葉が使われますが、これらは必ずしも趣味や嗜好の一致だけを指すわけではありません。
共通点が見当たらないときは、「相違点への敬意」をアプローチの起点にします。「自分にはない知識や経験を持っている相手」として純粋な好奇心を持って耳を傾けると、相手は「尊重されている」と感じて心を開きます。その対話のプロセス自体が「お互いを高め合える関係」という強力な共通項へと変化していくのです。