ブラジャーの形状や構造のバリエーションが広がったことで、アイテムの特性に合わせた干し分けの知識が求められています。ワイヤー入り以外のブラジャーも、それぞれに適した干し方を実践しましょう。
夜用のバストケアとして定着したナイトブラ 正しい干し方は、一般的なワイヤーブラとは少し異なります。ナイトブラは金属ワイヤーを持たず、背中から脇、アンダー全体に張り巡らされた高弾性パワーネットの着圧によってバストを支えています。そのため、アンダー部分だけを2箇所ピンチで挟むと、伸縮性生地の自重で全体の着圧力(ホールド力)が均一に緩んでしまう恐れがあります。
ナイトブラの場合は、ハンガーの底辺バーに身頃の半分を通してバランスよく掛ける「2つ折り干し」か、ピンチハンガーを使ってアンダーの左右2箇所+肩ストラップの付け根近くを軽く留める「3〜4点分散干し」が適しています。平干し用ネットが自宅にある場合は、カップを上に向けて平らに寝かせる「平干し」が最も生地を痛めません。
日常使いで人気のノンワイヤーブラの干し方も同様に、モールドカップ(成型された継ぎ目のないウレタンカップ)の潰れを防ぐことが最優先です。ノンワイヤーブラはワイヤーという骨組みがない分、カップ自体の弾力性で形状を保っています。脱水直後にカップの凹みを親指で押し広げて元の球体に戻し、アンダーテープ部分を洗濯バサミで留めて逆さに吊るすか、平干しネットで陰干ししてください。
また、リバーレースやシルク素材を贅沢に使ったランジェリーは、水分を含んだ状態で摩擦が起きると毛羽立ちや破れの原因になります。洗濯ネットから取り出した後、清潔な乾いたバスタオルで優しく挟み込んで余分な水分を吸い取る「タオルドライ」を行ってから日陰干しをすると、乾燥時間が大幅に短縮され、繊細な風合いを保ち続けることができます。