彼を全国区の知名度へと押し上げた最大の要因は、読売テレビが制作した伝説的な時事対談番組『たかじんのそこまで言って委員会』への出演だった。関西から全国へ波及したこの番組は、従来のキー局では放送できないタブーに踏み込む異色の言論空間として圧倒的な支持を集めた。
MCを務めたやしきたかじんとの息の合った掛け合いは、視聴者に強烈な爽快感を与えた。政治、外交、社会問題を包み隠さず本音でぶつけ合うスタイルは、それまでの生ぬるいテレビ報道に対するアンチテーゼでもあった。勝谷はその中心で、時に暴論とも受け取れる極論を投げかけ、議論を激化させる触媒の役割を果たしていたのだ。