長年タブー視されていた二人の愛と破局の真相は、小松成美によるノンフィクション小説『M 愛すべき人がいて』の出版によって、初めて公の白日の下に晒された。隠されてきた事実が実名で明かされた時の音楽業界の揺れは凄まじく、時代を彩った名曲たちの背景にあった切実なドラマが解き明かされた。
さらに本作は、テレビ朝日とABEMAの共同制作によって連続ドラマ化され、社会現象とも言える大きな反響を呼んだ。激しい情熱と切ないすれ違い、そして引き裂かれていく運命が鮮烈に描かれ、視聴者はかつてJ-POP黄金期に繰り広げられていた愛憎劇のリアルな痛みに心を揺さぶられたのである。