一方、テレビの生放送や高画質のネット動画において、視聴者が「唇に違和感がある」「表情が引きつっていて不自然」と騒然となるトラブルも後を絶ちません。美を追求するあまり、必要以上の注入を繰り返してしまうやりすぎヒアルロン酸は、芸能人にとっても大きなリスク要因です。
ネット上で「失敗ではないか」と指摘されやすい典型例には、以下のような特徴があります。
- たらこ唇化(オメガリップ):唇の立体的な凹凸が失われ、ソーセージのように全体がパンパンに膨れ上がった状態。
- ヒアルロン酸の移動・しこり:唇の粘膜は会話や食事で絶えず動くため、注入層が浅すぎたり量が多すぎたりすると、皮膚の下で製剤がボコボコと塊になって浮き出る現象。
- チンダル現象:皮膚が薄い部分に大量注入した結果、光の散乱によって唇やその周辺が青白く透けて見えてしまうトラブル。
SNS上では「前の自然な唇のほうが何倍も可愛かったのに」「美の感覚が麻痺してしまっている」といった辛辣な意見が書き込まれることも少なくありません。一度ふっくらした見栄えに慣れてしまうと、製剤が自然吸収されて元の厚みに戻った際に物足りなさを感じ、過剰に追加注入してしまう「美のゲシュタルト崩壊」に陥るケースが多いため、客観的なストップをかけてくれる信頼できる主治医の存在が不可欠です。