当時のジャンプ本誌掲載時およびアニメ放映時の反響を振り返ると、読者感情は真っ二つに分かれていました。SNSやファンコミュニティでの生の反応を検証すると、作品に対する愛着とストーリー展開の残酷さに対する複雑な心情が浮かび上がります。
連載当時のファンコミュニティでは、「まさか本当にエースが死ぬとは思わなかった」「白ひげの覚悟を無駄にしてしまったエースの行動が辛すぎる」といった悲痛な叫びが溢れかえりました。同時に、アニメ版で赤犬を演じた立木文彦氏の重厚な悪役ぶりと、エースを演じた古川登志夫氏の魂を削るような絶叫の掛け合いは、声優界屈指の名演として絶賛されました。
一方で、時が経つにつれて「仲間があれだけ止めたのに振り返ってしまったのは戦術的にまずかった」「赤犬の心理戦が上手すぎた」という冷静な戦況分析が活発化。感情移入の対象から、分析・パロディの対象へとファンの受け止め方が多層化していったのが実態です。