第1作の熱狂を経て発表された『変な家2 〜11の間取り図〜』では、間取りミステリーのスケールがさらに拡張されました。続編では、一見バラバラに見える11個の奇怪な間取り図が提示され、それらをパズルのように組み合わせることで巨大な陰謀と悲劇が浮かび上がってきます。
「開かないドアのある家」「左右対称の異様なマンション」「不自然に隔離された部屋」など、前作以上に多様な建築トリックが登場します。第1作で確立された「間取り図の違和感から人間の深層心理や犯罪計画を暴く」というフレームワークは、第2作においてより複雑な群像劇へと進化を遂げ、不動産ミステリーという独自ジャンルを確固たるものにしました。