『龍が如く』シリーズを象徴するもう1つのキャスティング文化が、シリーズ初期から続く龍が如く キャバ嬢役 オーディション歴代の取り組みです。プレイスポットであるキャバクラを彩るキャストを、一般公募や芸能界からのオーディション形式で選出するこの企画は、プロモーションとゲーム内コンテンツを融合させた画期的なメディア戦略として機能してきました。
『龍が如く3』や『龍が如く4』の時代には、当時カリスマ的な人気を誇っていたセクシー女優や人気ギャル雑誌の読者モデルが実名で登場。Rio氏、葵つかさ氏、明日花キララ氏、桃乃木かな氏といった錚々たるメンバーがゲーム内に登場し、男性ユーザーの心を掴みました。オーディションの様子はゲーム情報誌やWeb特番で大々的にドキュメンタリー配信され、選考過程そのものが一大エンターテインメントへと昇華されていきました。
さらに近年では、その裾野はインフルエンサーやストリーマー、VTuberの世界へと拡大しています。『龍が如く7外伝』のオーディションでは、人気配信者のkson氏がグランプリを獲得して出演を果たしたほか、プロコスプレイヤーのえなこ氏が出演するなど、時代ごとのサブカルチャーのトレンドを的確に反映。単なるゲーム内のNPC(ノンプレイヤーキャラクター)にとどまらず、出演者にとっては「知名度を跳ね上げる登竜門」としての価値を持ち続けています。