日本の特撮テレビドラマ業界に革命を起こしたのは、東映株式会社が世に送った戦隊シリーズの祖『秘密戦隊ゴレンジャー』だった。それまでの特撮アクションにおいて、女性キャラクターは保護される対象か、限定的なサポート役に留まることが多かった。しかし、モモレンジャーことペギー松山の登場がその既成概念を粉々にした。
爆弾のプロフェッショナルとして前線に立ち、男顔負けの技で敵を打ち倒す姿。ピンクという色が持つ可憐さと、ハードボイルドな戦士としての本質が見事にとけ合い、視聴者の記憶に深く刻まれた。この成功こそが、後に世界へと波及する桃色ヒーローのDNAを決定づけたのだ。