28年間という歳月は、夫婦の形をどのように変えたのか。二人が離婚を発表した際、メディアに躍ったのは「互いの人生を尊重した前向きな決断」という言葉だった。しかし、周囲の近しい関係者は、長年にわたる生活の差異と「子育ての終了」が大きな転機だったと明かす。
一人娘が成長して独立したことで、夫婦二人きりの時間が増えた。その時、互いが抱く将来のビジョンやライフスタイルの違いが浮き彫りになったという。憎み合って別れたわけではない。むしろ、お互いの後半生を縛り付けないための思いやりだった。熟年離婚という選択は、二人にとって必然の着地点だったと言える。