フリースが持つ軽さと暖かさを享受しつつ、事故のリスクを極限まで減らすにはどうすればよいのか。
第一に、調理中や焚き火の近くでは「重ね着の工夫」が不可欠だ。キッチンに立つ際は、表面が滑らかで毛羽立ちのないエプロンをフリースの上から着用するか、袖口がフィットした衣服に着替えることが推奨される。また、アームカバーで袖のダボつきを抑えるだけでも、コンロの炎との接触リスクを大幅に下げられる。
第二に、キャンプなどの火を扱う場面では「難燃性素材」のウェアを選ぶのが鉄則だ。コットン(綿)やウール(羊毛)、あるいは難燃加工が施されたアラミド繊維混紡のアウターをフリースの上に羽織ることで、火の粉による表面着火をガードできる。近年では難燃性を備えた高機能フリースも各メーカーから登場しており、用途に応じたスマートな素材選びが求められている。