相撲界を去った後、白川裕二郎は厳しい現実に直面します。若くして夢を断たれ、様々なアルバイトを経験しながら模索する中で、恵まれた高身長と端正なルックスを活かしてモデルや芸能界のオーディションへ挑戦し始めます。
そして2002年、彼の運命を大きく変える転機が訪れました。スーパー戦隊シリーズ第26作『忍風戦隊ハリケンジャー』の霞一甲/カブトライジャー役に大抜擢されたのです。
寡黙で影のある頼れる兄貴分という役柄は白川裕二郎のキャラクターに完璧にハマり、力士仕込みの重厚なアクションと圧倒的な存在感で、子どもたちだけでなく母親層の心を鷲掴みにしました。いわゆる「イケメンヒーローブーム」の火付け役として一躍全国区の知名度を獲得し、力士の挫折から見事な大逆転劇を演じたのです。