2019年に公開された映画『新聞記者』は、日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ主要3部門を制覇し、邦画界に大きな激震を走らせた。主演を務めた松坂桃李とシム・ウンギョンが演じた重厚な人間ドラマは、時の政権に対する忖度や自粛ムードが漂っていた当時の日本社会に対し、強烈な反響を呼ぶこととなった。
政治の闇とメディアの自主規制というタブーに正面から挑んだこの作品は、興行的な成功にとどまらず、市民の政治参加や報道への関心を呼び起こすきっかけとなった。映画版のヒットは、日本国内における社会派コンテンツの潜在的なニーズを証明した快挙と言える。