トイレの快適性は、便器本体だけでなく「ドアの開閉方式」と「アクセサリー類の配置」によって決定づけられます。
特に注意したいのがドアの開き方向です。日本の住宅で多い内開きドアは、万が一トイレ内で利用者が倒れた際に体がドアを塞いで救出が遅れる危険性があるだけでなく、スリッパが挟まる原因にもなります。室内奥行きが1300mm未満の場合は、外開きドアや引き戸、あるいは折れ戸の採用を強く推奨します。
また、独立した手洗いカウンターを設置する場合、便器の正面ではなく側面に配置することが多くなります。快適な通路幅(最低500mm〜600mm)を維持するためには、トイレ内寸幅が900mm以上あることが望ましいとされています。
標準的な幅800mm前後の空間に手洗いを設けたい場合は、出幅を150mm〜200mm程度に抑えた「スリム型カウンター」や、壁の厚みを利用した「埋め込み型手洗い器」を選択するのがセオリーです。