耳の奥に位置する「内耳」には、音を電気信号に変換して脳へ伝える有毛細胞が存在します。この有毛細胞は非常に繊細な組織で、酸素と栄養を毛細血管からの血液供給のみに依存しています。首こりや噛み締め、長時間のデジタルデバイス操作によって側頭部や首回りの筋肉が過度に緊張すると、耳周辺の微細な血管が圧迫され、有毛細胞の働きが一気に低下してしまうのです。
これが、耳が詰まった感じや音の輪郭がぼやける根本的な引き金となります。ツボを刺激して耳の血流改善を促す決定的な理由は、圧迫された血管を解放し、有毛細胞へ十分な酸素を瞬時に届ける点にあります。滞っていた老廃物が流れることで内耳の内圧が整い、耳が詰まった感じの治し方としても物理的かつ神経学的に理にかなったアプローチとなります。