鎖骨下に厚みを持たせ、立体的な胸板を作る「インクラインプレス」をマルチプレスで行う場合、背もたれの角度調整が成否を分けます。
大胸筋上部をターゲットにする際の背もたれ角度は、フラットな状態から30度〜45度程度に設定するのがベストです。角度を60度近くまで起こしてしまうと、刺激が胸から外れて三角筋前部(肩の筋肉)のトレーニングへと移行してしまいます。
インクライン設定では、バーの通過軌道が鎖骨の指2本分下あたりを通過するようにシート位置を合わせます。動作中は顎を軽く引き、胸骨を斜め上に向かって突き出すイメージを維持することで、肩関節への負担を排除しながら大胸筋上部線維に強い緊張を与え続けることが可能です。