過酷な戦いを生き延びたリンは、自らが目指した通りシン国へと帰還し、見事に新皇帝の座に就きます。しかし、彼が成し遂げた統治は、過去の皇帝たちのような他民族の粛清ではありませんでした。
リンは対立していた他部族をも受け入れ、すべての民を守るという前代未聞の道を歩み始めます。この「すべてを受け入れ、すべてを背負う」という壮大な器は、リン自身の資質に加え、世界中のすべてを欲したグリードとの対話と共存の日々があったからこそ完成したものです。
グリードという唯一無二の相棒を失いながらも、その魂と生き様を己の血肉としたリン・ヤオ。彼が治めるシン国の平和な未来には、確かにあの強欲な魔人の意志が息づいています。