アニメ化によって『進撃の巨人』の躍進は決定的なものとなった。初期のシーズンを手掛けたWIT STUDIOは、立体機動装置によるハイスピードな戦闘シーンを圧倒的な作画クオリティで描き出し、世界中の視聴者を息をのませた。躍動感あふれるカメラワークと重厚な音楽の融合は、アニメーションの歴史に新たな金字塔を打ち立てたと言っても過言ではない。
そして物語が佳境へと向かう『進撃の巨人 The Final Season』からは、気鋭のアニメーション制作会社MAPPAへと引き継がれた。世界の真相が明かされ、より重厚で複雑化する人間ドラマを、MAPPAは深みのある映像美と圧倒的なリアリティで表現。さらに主人公エレン役を務めた声優・梶裕貴をはじめとするキャスト陣の魂を削るような名演技が、キャラクターたちの苦悩を泥臭く生々しく解像度高く描き切った。