公式データ分析ツールであるJRA-VANの蓄積データを紐解くと、現代競馬における牝馬の強さが客観的な数値として浮き彫りになる。特に注目すべきは、夏場(6月〜8月)における勝率の高さと、混合G1におけるアローワンス(性別による斤量差2kg)の効果だ。暑さに強いとされる牝馬は、夏競馬の混合重賞で牡馬を相手に高い連対率を誇っている。
さらに、現代の日本馬場は超高速化が進んでおり、パワーよりもキレ味(上がり3ハロンのスピード)が重視される傾向が強まっている。JRA-VANの走破時計データを分析すると、瞬発力勝負における牝馬の勝率は年々上昇傾向にある。2kgの斤量差というハンデキャップは、スピード馬場において想像以上の優位性をもたらしており、予想紙の数字だけでは測れない「隠れた勝算」を生み出している。