大都市圏で深刻化する救急受け入れ拒否問題。このエリアも例外ではない。二次救急を担う医療機関として、夜間や休日の救急要請をどこまで受け入れられるかが、地域住民の生命線となっている。
実際、近隣の大規模総合病院へ救急車が集中し、受け入れ不能となった案件が巡ってくるケースは日常茶飯事だ。現場の救急科医師は、「断るのは簡単だが、ここで止めなければ救急車は行き場を失う。だが、満床状態が続けば医療事故のリスクも跳ね上がる」と本音を漏らす。近隣のクリニックや介護施設とのデジタル情報共有が試みられているものの、システムの互換性や運用の複雑さが壁となり、理想的な連携にはまだ遠い。