ライブステージにおいて、彼の代名詞である「シンバルキック」を抜きに彼の身長を語ることはできない。頭上に設置された高位置のシンバルを、そのまま旋風脚のようなハイキックで叩き割るパフォーマンス。これは182cmの長身と伸びやかな長い足、そして常人離れした柔軟性と筋力が融合して初めて成立する大技だ。
ロックの精神を全身で体現するそのフォームは、ステージのどこにいても一目で吉川晃司だとわかるダイナミズムを生み出している。マイクを握る手のリーチの長さ、シャウトする際の前傾姿勢、ギターを構えたときのアングル。すべてが高身長という天賦の才と、それを完璧にコントロールする身体操作能力によって芸術的なレベルへと高められている。