2.43mのネットを克服し、スパイクやブロックの最高到達点を伸ばすためには、単に脚力を鍛えるだけでは不十分だ。ジャンプ力を劇的に向上させるには、股関節・膝・足関節を連動させるトリプルエクステンションの動作と、筋肉の伸張反射(SSC)を最大化するバイオメカニクス的アプローチが欠かせない。
具体的には、大臀筋やハムストリングスを中心とする背面筋群(ポステリアチェーン)の出力を高めるデッドリフトやスクワット、そして接地時間を最小限に抑えるプライオメトリクストレーニングが非常に効果的だ。さらに、腕の振り上げ(アームスイング)による位置エネルギーの変換効率を高めることで、跳躍高は数センチ単位で向上する。身体の連動性を極めることこそが、高いネットを無力化する最大の鍵となる。