どんぐり製作を始める前に絶対に避けて通れないのが「下処理」です。どんぐりの内部にはハイイロチョロッキリやシギゾウムシなどの幼虫が潜んでいるケースが多く、そのまま放置すると数日から数週間で殻を破って出てくる恐れがあります。
保育室や家庭内での衛生環境を守るため、拾ってきたどんぐりは製作に使う前に必ず以下の手順で処理を行いましょう。
ステップ1:水没選別で穴あき・浮遊どんぐりを破棄
大きめのボウルやバケツに水を張り、どんぐりを入れます。水面にプカプカと浮いてくるものは、内部が虫に食われて空洞になっている証拠です。沈んだどんぐりだけを残し、浮いたものは速やかに処分してください。また、沈んだものでも表面に小さな穴やひび割れがあるものは取り除きます。
ステップ2:熱湯で3〜5分間の煮沸消毒
鍋にたっぷりの湯を沸かし、選別したどんぐりを入れて3分〜5分程度煮沸します。茹ですぎると殻が割れてしまうため、タイマーをセットして時間を厳守するのがコツです。加熱によって内部の虫や菌を完全に死滅させます。
ステップ3:風通しの良い日陰で2〜3日間しっかり乾燥
茹で上がったどんぐりは水分を含んでいます。タオルで表面の水気を拭き取った後、新聞紙やザルの上に重ならないように広げ、風通しの良い日陰で2〜3日かけて芯まで乾かします。乾燥が不十分だとカビの発生原因になるため、焦らず完全に乾かしきることが肝心です。
なお、煮沸用の鍋を用意できない場合は、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫で1週間以上凍らせる「冷凍処理法」でも同等の防虫効果が得られます。解凍時の結露をしっかり拭き取って乾燥させてから使用してください。