朝起きて胃痛に襲われた際、まずは胃粘膜への直接的な物理刺激を最小限に抑える行動を取りましょう。
1. コップ1杯の白湯(ぬるま湯)をゆっくり飲む
冷水は胃壁の血管を収縮させて血流を悪化させ、痛みを増幅させます。人肌程度に温めた白湯を一口ずつゆっくり胃に流し込むことで、胃内に滞留した高濃度の胃酸を自然に薄め、胃の緊張を和らげます。
2. 身体の右側を下にして横になる(または上体を少し起こす)
激痛で動けないときは、クッションなどで上体を30度ほど高くして安静を保ちます。胃酸の逆流が疑われる場合は上体を起こし、消化管の通過を促したい場合は胃の出口が下になる「右側臥位(右側を下にする)」を取ると負担が軽減されます。
3. 市販薬(OTC医薬品)を適切に活用する
どうしても仕事や外せない用事があり、一時的に症状を抑えたい場合は、痛みの性質に合わせた市販薬を選びます。
- 胃酸過多・キリキリ痛む場合:「H2ブロッカー胃腸薬」(ファモチジン配合など)や「制酸薬(アルミニウム・マグネシウム含有製剤)」が胃酸を速やかに中和・抑制します。
- 胃が重くもたれている場合:「健胃薬」や「消化酵素配合薬」を選び、胃のぜん動運動を助けます。
- 差し込むような痙攣性の痛み:「ブチルスコポラミン臭化物(鎮痙薬)」が胃の筋肉の異常な収縮を抑えます。