闘病記や「胆嚢全摘で太った」という個人の体験ブログを調査・分析すると、多くの患者が同様の経過をたどっていることが浮き彫りになります。
ある40代女性のブログ手記には、次のような生々しい記録が残されています。
「手術前は油物を一口食べるだけで右肩や背中に激痛が走り、恐怖から徹底した低脂質生活を送っていました。手術を終えて3ヶ月後、焼肉や揚げ物を食べても発作が全く起きないことに感動し、外食の頻度が増加。気づいた時には術前より体重が5kg増え、ウエストが閉まらなくなっていました」
また、大手コミュニティサイトやSNSの投稿を分析すると、術後の体型変化に悩む層には共通するパターンが見受けられます。
術後1〜2ヶ月は傷の痛みや消化不良への警戒から体重が減少または維持されるものの、術後3ヶ月〜半年が経過して身体が完全に慣れた時期に急激なリバウンドを経験する人が約6割を占めています。病気が治癒したことによる「健康的な食欲の回復」と「エネルギー過多」の境界線を見失ってしまうことが、現場データからも明確に示されています。