プロフェッショナル仕事の流儀の文字と題字の正体|フォントや名言を徹底解剖

プロフェッショナル仕事の流儀の文字と題字の正体|フォントや名言を徹底解剖

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番組の象徴ともいえるメインタイトル「プロフェッショナル 仕事の流儀」。この文字に関して最も多い誤解が「市販の毛筆フォントをそのまま打ち込んだのではないか」というものです。しかし、関係者への取材や公式クレジットの記録が示す通り、題字「仕事の流儀」を揮毫したのは、日本を代表する書家・アーティストの紫舟(Sisyu)氏です。

紫舟氏は、NHK大河ドラマ『龍馬伝』の題字をはじめ、数々の国際的な美術展で受賞歴を誇る現代屈指の芸術家です。『プロフェッショナル 仕事の流儀』が2006年1月にレギュラー放送を開始するにあたり、番組プロデューサー陣が求めたのは「伝統的な書の枠に収まらず、現代社会で闘う人々の葛藤と覚悟を宿した文字」でした。紫舟氏の手によって生み出された「仕事の流儀」の文字は、かすれや筆圧の強弱によって各界の超一流たちが背負うドラマを雄弁に物語っています。

上部に配置されたカタカナの「プロフェッショナル」というシャープで幾何学的なロゴタイプと、下部に鎮座する紫舟氏の有機的な肉筆毛筆。この「静と動」「デジタルとアナログ」の対比こそが、20年近くにわたり視聴者を惹きつけてやまないデザインの核心です。既存のデジタルフォントを並べただけでは決して到達できない、生きた筆跡のエネルギーがそこに凝縮されています。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。