『クレヨンしんちゃん』のケツだけ星人は、放送倫理の厳格化や放送枠の変更という時代の荒波を受け止めながら、絶妙なバランス感覚で生き残り続けてきた。生尻を丸出しにして走る頻度こそ減ったものの、そのフォルムと精神は劇場版の名シーンやフィギュアカルチャー、そして何より人々の記憶の中に鮮烈に刻まれている。
常識や同調圧力に縛られがちな現代社会において、お尻を突き出して高らかに笑い飛ばす野原しんのすけの姿勢は、今なお色褪せない究極の自由のシンボルである。次にテレビやスクリーンであの動きを目にした時、洗練された演出の裏にある作品の歴史とスタッフの情熱に、ぜひ思いを馳せてみてほしい。 (出典: ケツ だけ 星人(Yahoo!ニュース))