女性の体を描く際、最も重要なのは「直線で構成しようとしないこと」です。男性の骨格が直線的で角ばったシルエットを描くのに対し、女性の骨格と脂肪組織はなだらかなS字カーブとC字カーブの連続で成り立っています。
プロの現場で徹底されている女性イラスト骨格比率の基準は、一般的な現代女性キャラクターで約6.5頭身から7頭身です。頭部の高さを「1」とした場合、以下のような明確なランドマークが存在します。
・頭頂部から股下まで:全高の約半分(3.5頭身付近)
・肩幅:頭部横幅の約1.5倍(男性の約2倍に比べて狭い)
・ウエストの最細部:肋骨の最下部付近(おへそのやや上、第3頭身のライン)
・骨盤の最大幅:肩幅とほぼ同等、またはやや広め
この比率を崩さずに下書きへ落とし込むことで、パーツごとのアンバランスさを根本から解消できます。女性らしさを際立たせる秘訣は、肩幅よりも骨盤(ヒップライン)の横幅をわずかに強調することにあります。これにより、ウエストの絞り込みとの対比が生まれ、自然なメリハリが生まれます。