インターネット上や一部の動画では、「ストレートアイロン熱オフ」と称して、アイロンの熱で接着剤を溶かして剥がす手法が紹介されることがあります。しかし、この方法はプロの美容師視点からは極めてリスクが高い行為です。
シールエクステの接着剤は熱を加えることで一時的に軟化しますが、同時に液状化して自毛の奥深くや周辺の毛髪繊維に染み込み、冷えた瞬間に毛髪内部で再凝固します。これにより、以前よりも接着剤が取れなくなる「コーティング固着」を引き起こすだけでなく、140℃〜180℃の高熱プレートで接着剤ごと髪をプレスすることにより、自毛のタンパク変性や炭化断毛を招く恐れがあります。
また、消毒用スプレーやアルコール除菌ジェルを大量に頭皮へ吹きかける行為も避けるべきです。頭皮のバリア機能を著しく低下させ、接触性皮膚炎やフケ・かゆみの原因となるため、代用する場合は純粋な植物性・鉱物性オイルを使用するのが最も安全な選択です。