ひこね市文化プラザの最大の魅力は、用途に応じて綿密に音響・視覚設計がなされた3つのホール群です。なかでも同館最大規模を誇るグランドホールのキャパシティは1,480席(オーケストラピット使用時は約1,300席)で、オペラやミュージカル、大規模ポップスコンサートに対応できるプロセニアム形式を採用しています。
一方で、クラシック音楽やアコースティック演奏に特化した「エコーホール」は310席、演劇や各種発表会、展示会などフレキシブルな舞台配置が可能な「プラザホール」は250席を備えています。各ホールの詳細なスペックと利用実態を以下の比較表にまとめました。
グランドホールの座席表における「見え方」を検証すると、1階席は1列目から緩やかな勾配がついており、中通路(13列〜14列付近)以降は傾斜が一段と急になるため、前の人の頭部で視界が遮られるリスクが低減されています。1階席前方(1〜5列目)は演者の表情や息遣いをダイナミックに体感できる一方、左右両端ブロックでは舞台端のスピーカーやセットの死角が発生する場合があります。
一方の2階席(全458席)は、すり鉢状のしっかりとした高低差が確保されています。「2階席の後方は遠すぎるのではないか」という懸念を抱く来場者もいますが、ステージ全体を使った照明演出やフォーメーションの美しさを俯瞰するには最適です。ただし、アーティストの細かな表情まで確認したい場合は、8〜10倍程度のオペラグラスや双眼鏡を持参することをおすすめします。