香川名物「骨付き鳥」完全再現レシピ!一鶴の旨味と皮パリの極意

香川名物「骨付き鳥」完全再現レシピ!一鶴の旨味と皮パリの極意

香川名物「骨付き鳥」完全再現レシピ!一鶴の旨味と皮パリの極意の詳細解説をお届けします。役立つ情報がチェックできます。

香川の店舗を訪れると、メニューの冒頭で必ず「おや(親鳥)」か「ひな(若鶏)」の選択を迫られます。初めて挑戦する人がこの骨付き鳥 おやどり ひなどり 違いを理解せずに注文すると、想像と全く異なる食感に戸惑うことになります。

ひなどり(若鶏)は、生後50日前後で出荷された鶏肉で、肉質が極めて柔らかくジューシーなのが特徴です。ふっくらとした肉厚感があり、皮は薄くパリッと焼き上がります。小さな子どもから年配者まで誰にでも親しみやすく、一般的なスーパーで「骨付き鶏もも肉」として安価に流通しているものの99%はこのひなどりです。

対しておやどり(親鳥)は、卵を産み終えた採卵鶏(成鶏)で、飼育期間が数倍以上長いため筋肉が発達しています。その食感は「固い」という表現を通り越し、ナイフで細かく切れ目を入れなければ噛み切れないほどの強烈な弾力と歯ごたえを持ちます。しかし、噛めば噛むほど口内に溢れ出す旨味成分(イノシン酸)の濃度はひなどりを圧倒しており、酒徒やツウの間では「おやどり以外は考えられない」と熱狂的な支持を集めています。

家庭で再現する場合、おやどりは一般的なスーパーでは手に入りにくいため、かしわ専門店や精肉店、ネット通販で「親鶏骨付きもも肉」を取り寄せる必要があります。もし手に入った場合は、火を通しすぎるとゴムのように硬化するため、包丁で皮と肉に細かく格子状の隠し包丁を入れ、じっくり弱火で火を入れる技術が求められます。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。