稲村亜美さんの始球式の歩みを振り返ると、その戦略的な展開が見えてくる。2016年、甲子園での103キロが衝撃を呼び、以降各球団からのオファーが殺到。彼女の始球式は「単なるイベント」から「観客を沸かせるショー」へと進化していった。
2026年8月15日、広島対阪神戦(マツダスタジアム)で11球団目の始球式を務めた。試合後のSNSでは「11球団目!! 本当にありがとうございました!」とコメント。日刊スポーツの報道によると、マウンド上でうっすらと涙を浮かべる場面もあり、その熱い思いが多くのファンの共感を呼んだ。残すは読売ジャイアンツの本拠地・東京ドームのみ。しかし、この「最後の1球団」には高いハードルがあるという。
巨人の始球式はスポンサー枠やプロモーション戦略の影響が強く、タレント枠での登板は競争率が高い。さらに東京ドームという舞台は、屋外球場とは異なる空調や空間のため、マウンドの感覚も変わる。稲村さんが12球団制覇を達成する日は来るのか——これが2026年現在もなお、ファンたちが注目し続ける最大のテーマだ。