演劇やダンスの表現、あるいは姿勢改善や美しい歩き方の基礎として、ベリョースカの歩行原則を取り入れるパフォーマーが増えています。自宅やスタジオで感覚を掴むための基本手順は次の通りです。
- ステップ1:基本姿勢(アライメントの確立)
壁に背中、後頭部、お尻をつけ、丹田(下腹部)を軽く引き締めます。頭のてっぺんから糸で吊り上げられているイメージを持ち、顎を軽く引きます。 - ステップ2:膝のクッションの固定
両膝を2〜3センチメートルだけ緩め、軽く曲げます。この曲がり角度を歩行中に一切変えないことが最重要です。 - ステップ3:つま先スライド歩行
足を前に出す際、つま先を床から離さず、床のホコリを前方に優しく掃き出すように足をすり出します。歩幅は自分の足のサイズ半分(約10〜12センチメートル)にとどめます。 - ステップ4:重心の水平移動
前足に体重を移す際、頭の高さが変わらないよう注意しながら骨盤を真横にスライドさせます。床に置いた鏡を見ながら、頭部の位置がブレないか確認を繰り返します。
最初はゆっくりとしたテンポで行い、徐々に足の回転数を上げていきます。ロング丈のフレアスカートやワイドパンツを着用して動画を撮影すると、自分の歩行がどれだけ浮いて見えているかを客観的に確認できます。