Q1:光村図書の教科書では中学何年生で習いますか?
A1:光村図書の中学校1年生国語教科書の1学期後半から2学期(戦争や平和をテーマとした単元)に掲載されています。中学校に入学して初めて出会う本格的な戦争文学教材の一つです。
Q2:主人公の母親は、なぜ兄がミルクを盗み飲みしていたことを知っていたのですか?
A2:配給される粉ミルクの量はごくわずかであり、母は1回ごとに厳密に量を測って薄めて与えていました。そのため、目に見えて減りが早いことから兄の盗み飲みに気づいていましたが、兄の飢えも痛感していたため、あえて咎めることはしませんでした。
Q3:なぜ「ひからびた水あめ」が作中に登場するのですか?
A3:水あめは戦時下の庶民にとって滅多に手に入らない超貴重な甘味でした。母は病弱なヒロユキのために何とか工面して隠し持っていたと考えられますが、生きている間には間に合わず、遺体の口に含ませる手向けとなってしまった悲劇を象徴しています。
Q4:作者の米倉斉加年さんは他にどのような作品を手がけていますか?
A4:米倉斉加年は俳優として劇団民藝や映画『男はつらいよ』シリーズなどで活躍する傍ら、絵本作家としても『魔法のことば』や『おおかみとおとこのこ』などの名作を世に送り出しました。繊細で詩情豊かな絵画表現は国際的にも極めて高い評価を受けています。