ペットショップの売れ残りはどこへ?殺処分の真相と命の行く末【独自調査】

ペットショップの売れ残りはどこへ?殺処分の真相と命の行く末【独自調査】

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民間調査機関やペット流通関連メディアの集計によると、年間に国内で流通する犬猫のうち、店頭での売れ残り率は犬が約4%、猫が約7%にのぼると推計されています。年間数十万頭規模の生体流通市場において、これは毎年数万頭規模の命が「買い手のないまま成長した」ことを意味します。 現役獣医師の監修データや業界関係者へのヒアリング取材によると、店頭から姿を消したペットたちの行き先は、大きく以下の3つの割合で分散しています。

まず最も大きな割合を占めるのが買取業者・専門業者による引き取り(全体の約30〜40%)です。これには後述する適正な二次流通業者だけでなく、俗に「引き取り屋」と呼ばれるアンダーグラウンドな業者への転売・引き渡しが含まれます。次に多いのが契約ブリーダーへの繁殖返還(約20〜30%)であり、血統や骨格が優れている個体は次世代の「繁殖犬・繁殖猫」として産地へ送り返されます。

そして近年増加傾向にあるのが、保護団体への無償譲渡や店頭での里親募集(約10〜20%)です。大手のペットショップチェーンを中心に、売れ残った生体を自社の保護シェルターに移送したり、提携する認定NPO法人等と協力して一般飼い主へ無償譲渡する枠組みが構築されつつあります。残りのわずかな割合は、他店舗(郊外の大型店舗など)への配置転換や、店舗スタッフ・関係者が自ら引き取るケースです。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。