この騒動は、海外のメディアからも一種の社会現象として報じられた。欧米におけるキャンセルカルチャー(社会的排除)とは異なり、日本におけるそれは「世間体」や「同調圧力」が強く作用する点が特徴的だ。一度レールを外れた者を徹底的に叩き、社会的な死へと追いやるまで攻撃の手を緩めないネットの狂気。
もちろん、発言内容自体は擁護の余地のないものであったことは確かだ。しかし、一人の人間を社会から完全に抹殺するかのような過剰なバッシングのあり方に対しては、精神医学や社会学の専門家からも懸念の声が上がっている。「正義」という大義名分を得たネット民の暴走は、時に法的な一線を越える危険性を孕んでいる。