欧陽菲菲の私生活を語るうえで欠かせないのが、元レーシングドライバーであり、実業家として名を馳せた夫・式場壮吉氏の存在です。二人は1978年4月に結婚。当時、台湾出身のトップシンガーと日本の名門家系出身の実業家による華やかなゴールインは、日台双方でトップニュースとして報じられました。
二人の間に子供はいませんでしたが、結婚から約38年間にわたり、芸能界屈指の「おしどり夫婦」として互いを尊重し合ってきました。式場氏は彼女の日本での音楽活動を物心両面で支え、欧陽菲菲もまた夫のビジネスや情熱を誰よりも深く理解する無二のパートナーでした。しかし2016年7月4日、式場氏は肝不全のため77歳でこの世を去りました。当時、彼女が寄せた「私の人生において、彼と出会えたことは最高の幸福でした。今はただ静かに彼の冥福を祈りたい」という手記は、多くのファンの涙を誘いました。
夫の他界後、彼女が拠点を置いているのが東京都内の閑静な高級住宅街にある目黒の自宅です。かつて式場氏と共に過ごした思い出が詰まった邸宅を大切に守りながら、身の回りの世話をするスタッフや気心の知れた知人に囲まれて暮らしています。また、台湾への帰国も定期的に行っており、台北市内の高級コンドミニアムと東京を往復する「日台2拠点生活」が彼女の日常です。愛する伴侶を見送った喪失感を乗り越え、彼女は静かで満ち足りた時間を丁寧に紡いでいます。