結論から述べると、かつて太宰府市吉松の史跡水城跡近傍に位置していた太宰府市屋外市民プールは完全に閉鎖されており、現在営業は行われていません。現地を訪れても入場することはできず、施設の解体・整理が進められています。
太宰府市が公表した公共施設マネジメント計画および市議会関連資料によると、閉鎖に至った主な理由は「築年数の経過に伴う施設全体の著しい老朽化」と「莫大な改修費用の発生」です。昭和から平成にかけて稼働してきた屋外プール設備は、配管の腐食、プールサイドのコンクリート劣化、漏水リスク、さらには近年の厳しい耐震・安全基準への不適合など、深刻な課題を抱えていました。
これらを全面的に改修・刷新するには数億円規模の財政支出が必要と試算され、年間の限られた営業期間(7月上旬〜8月下旬の約2ヶ月間)に対する費用対効果の観点から、維持継続を断念せざるを得ない構造的背景が存在していました。さらに、近年の記録的な猛暑による熱中症リスクの急増も、屋外型レジャープールの運用継続に大きな影を落としました。