インターネット上の掲示板やSNSでは時折、「ミルクボーイは東京の全国ネット番組であまり見かけないが、失速したのか」といった短絡的な疑問が書き込まれることがあります。しかし、これは現代の芸能ビジネス構造を無視した完全な事実誤認です。
東京のキー局バラエティは出演枠の争奪戦が激しく、制作費削減の影響もあってタレントの入れ替わりが極めて激しい環境です。一方、関西のテレビ・ラジオ界は視聴者のロイヤルティが高く、一度信頼関係を築いたレギュラータレントは10年、20年にわたって起用され続ける傾向があります。
ミルクボーイが選んだのは、東京で短期間に大量消費されるモデルではなく、大阪の老舗劇場の看板となりながら、地域に根ざした高収益なポジションを確立する「持続可能型キャリア」です。家族との時間を確保しながら漫才の腕を磨き、安定した高収入を得るというライフスタイルは、現代の働き方としても極めて先進的です。