ただ写真を撮ってくくり猿を結ぶだけでは、本来のご利益を十分に授かることはできません。古来より伝わる正しい手順を踏んで奉納を行うことが肝要です。
ステップ1:本堂への参拝
境内に入ったら、まず本堂の青面金剛へ進みます。お賽銭を納め、合掌して静かに頭を下げ、日々の平穏への感謝とご挨拶を捧げます。
ステップ2:授与所でくくり猿を選ぶ
境内奥の授与所でくくり猿(初穂料500円)を受け取ります。赤、青、緑、黄、紫など多彩な色が用意されていますが、色によるご利益の違いはありません。自身の直感やその時の心境に響く色を選ぶのが自然です。
ステップ3:願い事と「我慢する欲望」の記入
用意されているペンを用い、くくり猿の背中や側面の平らな部分に以下の3項目を書き入れます。
- 願い事:具体的に叶えたい願いを1つ明記(例:心身健康、資格試験合格、良縁成就など)。
- 日付と氏名:奉納する年月日と自身の名前。
- 心の誓い:願いを叶える代償として「断ち切る欲(我慢すること)」を心の中で強く念じます(例:夜更かしを控える、暴飲暴食を慎む、無駄遣いをやめるなど)。
ステップ4:奉納と結び付け
境内の指定された奉納棚(くくり猿が連なる場所)へ向かい、空いている紐を選んでしっかりと結び付けます。手足を縛られた猿の姿に自分の欲望を重ね、それが解けないよう祈りを込めて結ぶのが秘訣です。
なお、くくり猿は境内に結ばず、自宅のお守りとして持ち帰ることも可能です。その場合は玄関や勉強机など、常に目に入る場所に吊るし、自分自身の自制心を促す道標とします。