芝田山部屋の現在と真相|元横綱大乃国の育成手腕と評判を徹底追跡

芝田山部屋の現在と真相|元横綱大乃国の育成手腕と評判を徹底追跡

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ネット上の掲示板やSNSでは、過去の裁判報道の断片的な記憶から「力士への扱いが極端に厳しいのではないか」、あるいは親方のタレント活動を見て「本業の相撲指導を放任しているのではないか」といった両極端の誤解が散見されます。しかし、現場の取材から見えてくるのは、どちらの偏見とも異なる実直な現場主義です。

第一に、「放任」という指摘は事実に反します。親方はテレビ出演やスイーツ関連の取材を受ける際も、基本的には力士たちの稽古時間や本場所のスケジュールを最優先にスケジュールを組んでいます。午前中は必ず自ら土俵脇に立ち、若い衆の足の運びや腰の高さに目を光らせており、指導の場を留守にすることは原則ありません。

第二に、「理不尽な厳しさ」というイメージも過去のものです。現在の指導現場では、なぜその稽古が必要なのか、どのように体を使えば怪我を防げるのかという「解剖学的・力学的な説明」が重視されています。親方自身が現役時代に左腕の大怪我(上腕二頭筋断裂)や糖尿病と戦い、苦難の末に復活した経験を持つため、力士の体調変化や故障の兆候に対する観察眼は角界でも随一です。「怪我をして土俵を去る力士を一人でも減らしたい」という思いが、現在の行き届いたコンディショニング管理に直結しています。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。