大手英語学習コミュニティや大手予備校の進路指導室から集まった、学習者のリアルな声に耳を傾けてみましょう。多くの学習者が同じ罠に足を取られています。
「単語帳の『でる順』で丸暗記していたときは、not more thanが『多くとも』で、no more thanが『たったの』だと分かっていたつもりでした。しかし、共通テスト本番の緊迫した第6問で長文を読んでいる最中に出てきたとき、頭がパニックを起こして『多くとも50ドル』を『たった50ドル』と解釈し、選択肢を完全に誤選してしまいました」(2025年度難関国立大受験生・19歳)
「TOEIC 800点を目指してPart 5の文法を徹底演習していた際、at mostの言い換えでnot more thanを選ぶ問題で撃沈。なぜno more thanでは駄目なのかが腑に落ちず、解説を読んでも『そういう慣用表現だ』としか書かれていなくて絶望した記憶があります」(都内IT企業勤務・31歳)
現場指導を行うプロの英語講師は、この現象を「丸暗記の脆さ」と指摘します。平穏な自習机の上では思い出せても、1分1秒を争う試験本番のプレッシャー下では、理屈の伴わない記号記憶は真っ先に抜け落ちてしまうのです。