軽トラックの塗装膜厚は、コスト削減や作業性を考慮し、乗用車の約100〜120μm(ミクロン)に対して約60〜80μm程度と薄い設計になっているモデルが多く見られます。強引なブラッシングによるスクラッチ傷やサビの発生を防ぎ、安全に洗車機や高圧洗浄機を使いこなす実践ノウハウを伝授します。
セルフ洗車機を通す前の「必須チェックリスト5項目」
- 手動アンテナを限界まで押し込む:ピラー収納型アンテナは完全に縮められているか指先で押し込んで確認する。
- 荷台マット・積載物をすべて降ろす:荷台マットの下に溜まった砂粒が舞い上がるのを防ぎ、マット自体のめくれ上がり事故を遮断する。
- アオリのロックハンドルを確実に閉じる:サイドおよびリアのアオリフックが奥まで掛かっているか手で揺すって点検する。
- 荷台内部の砂利・泥を水で流しておく:洗車機に入る前に、荷台に付着した大きな泥塊をあらかじめ洗い流しておくのがマナーであり自衛策。
- 受付パネルで「軽トラ」「特殊装備」を正確に指定:「軽トラモード」を選択し、鳥居やリアガラス周りのスキップ設定を確実に有効化する。
コイン洗車場の高圧洗浄機を使いこなすプロのコツ
コイン洗車場のスプレーガンを使用する場合、「上から下へ、奥から手前へ」の水流コントロールが鉄則です。まず最初にタイヤハウスの内側とフレーム下回りに高圧水を噴射し、固着した泥や凍結防止剤を落とします。その際、ノズルを塗装面へ近づけすぎると(目安として30cm以内)、強い水圧でデカールや薄い塗装エッジが剥がれる危険があるため、適度な距離をキープしてください。
荷台を洗浄する際は、フロント側(キャビン背面の鳥居下)からリアゲートの排水穴に向けて水圧を掛け、ゴミを一気に押し流します。取り外した荷台マットは洗車場のマット洗いスペースやコンクリート壁に立てかけ、両面を高圧洗浄したあと水切りを行うと乾燥が早まります。