Q1:現金輸送車は緊急車両のように赤信号を無視したり、路上駐車の違反を免除されたりしますか?
A1:いいえ、免除されません。現金輸送車は道路交通法上の一般車両であるため、信号無視やスピード違反などの特例はありません。ただし、金融機関の直前に停車して現金を積み降ろす行為については、公安委員会の定めた基準や警察署長による「駐車禁止除外指定車」の標章の交付を受けて適法に作業を行っているケースがほとんどです。
Q2:もし強盗に襲われた場合、警備員は犯人と格闘して現金を死守しなければならないのですか?
A2:無理な格闘は推奨されません。警備業法における基本原則は「人命最優先」です。警備員は防犯スプレーや警戒棒で身を守りつつ、即座に非常通報を行い、現金の奪還よりも自身の安全確保と警察への正確な情報提供(犯人の特徴、逃走方向など)を最優先するよう訓練されています。現金自体にも特殊塗料などの無力化装置が施されているため、命を危険にさらして無理な応戦をする必要がない設計になっています。
Q3:現金輸送車のドライバーや警備員になるには、最初から「貴重品運搬警備業務検定」を持っていなければ応募できませんか?
A3:未経験・無資格からでも応募可能な警備会社が多数を占めます。入社後に法定の新任研修(20時間以上)を受け、まずは先輩警備員と同乗して現場経験を積みます。実務経験を一定期間積んだ段階で、会社の資格取得支援制度を活用して「貴重品運搬警備業務検定2級」の取得を目指すキャリアステップが一般的です。