多くのユーザーが「LINEのリーダーは、LINEの友だち追加専用の機能である」と思い込んでいます。しかし、LINE公式のヘルプセンター資料にも明記されている通り、このスキャナーはLINEのQRコードリーダーでURLを開く方法としても極めて優秀な汎用QRコードリーダーです。
駅の看板、飲食店の卓上注文メニュー、雑誌に印刷されたWebサイトのリンクなど、世の中に存在する一般的なURL型QRコードをかざせば、上部にプレビューリンクがポップアップし、タップするだけでLINE内蔵ブラウザで即座にページを開くことができます。わざわざ独立したサードパーティ製のQRコードリーダーアプリをインストールする必要はありません。
ただし、ここで絶対に知っておくべき盲点とセキュリティリスクが存在します。近年、正規のQRコードの上に巧妙に偽のフィッシング詐欺サイトへ誘導するシールを貼り付ける「クイッシング(QRフィッシング)」の被害が国内外で報告されています。LINEの内蔵スキャナーは読み取り速度が極めて高速である反面、リンク先が怪しい文字列であってもワンタップでアクセスを許可してしまいます。
スキャン成功時に画面上部へ表示される「URLドメイン」が、正規の公式サービス(例:https://www.google.com/ や https://line.me/ など)と一致しているかを指先でタップする前の0.5秒間で確認する癖をつけること。これが、デジタル時代において自身の個人情報を守り抜くための必須リテラシーとなります。